今年もイギリスのエコノミスト誌「2017年 世界はこうなる」が昨年12月に発売されました。 世界的な政治経済誌であり、しかも各国要人さえ注視するエコノミスト表紙の2017年度版はタロットカードの絵柄でした。 「PLANET TRUMP（トランプ惑星）」という題名があり、タロットカードに描かれていたのは、崩れる塔、メルケルの縄縛、死神、そしてキノコ雲です。
2016年に起きた事象を考えると、2017年の表紙には大恐慌や国家間対立など、激変化する世界情勢が中心になることは理解していました。ところが、どう表紙を見ても2017年内の核戦争は考えにくいのです。 第三次世界大戦は「イラン」「北朝鮮」「イスラエル」がトリガーとなる戦争ですが、確かに世界は混沌とし、きな臭いムードはあります。
世界はこの表紙と同じように急激な変化が世界に生じ、そして核戦争を迎えるのでしょうか。 それでも2017年の核戦争では唐突すぎます。 そこで、2015年、2016年に続き、エコノミスト表紙を詳しく調べることにしました。もう一度、表紙をご覧ください。 表紙には全部で8枚のタロットカードが並べられています。
この8枚のタロットカードを正しく配列しなければ解析できないのではないかと考えた結果、8枚のカードの内2枚「JUDGMNT」「THE STAR」だけが少し斜めに配置されていることを見つけたのです。「JUDGMNT」が一番最初のカードで、時系列では右回りに配置されています。 ヒントはカードの重なった部分にありました。 「THE STAR」では２ケ所、「 JUDGMNT 」では３ケ所の重なりがあります。
最初のカード「JUDGMNT」ですが、もう一度このカードに辿り着くころになりそうです。 この「JUDGMNT」のみが重複利用され、表紙８枚と、その重複分と合わせた９枚で時系列的配列、これにより解読ができる驚仕組みが施されていました。 重複しているカードを含め合計９枚ですが、それを時系列で並べますと次のようになります。
トランプで始まりトランプで完結 するタロット配置、これが「PLANET TRUMP」の題名の意味です。8枚のタロットカードを眺めていますと、「THE MAGICIAN」があります。これに非常に似ているのは2016年エコノミストの表紙です。 2016年には正式な予言は表紙から隠された左半分のみに示されていました。 これが2016年版の正式な予言図です。
2016年エコノミスト表紙に利用された部分には予言の意味がないと気付いたのは昨年の夏頃です。それほど難解だった2016年版と2017年版が連動しているということです。ということは、2016年版 を正しく理解していなければ2017年版は解読出来ないように仕組まれているということでしょう。
2016年版と2017年版が連結しているとしたら、今回の解読には2016年版のイラストも利用しなければなりません。ちなみに、2016年版で理解出来なかった部分が３つもありました。それは、なぜあれほどまでにビル・クリントン元アメリカ大統領を大きく表現し、ブレアー元イギリス首相も大喜びしているのかです。さらに、なぜ五重塔にコロンブスが立ち右半分を見つめているのか。
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