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日本人のコンプライアンス病は、単に保守的なだけ

最近、日本人のコンプライアンス病について考えることがあります。アメリカを自分の意思で飛び出し、語学教育産業の世界に入ってから早いもので17年が経ちます。そこでほぼ毎日のように見聞きしてきたのがコンプライアンスという言葉です。日本語にすると法令順守という意味になります。

 

あらゆる局面において、日本のビジネスパーソンたちはコンプライアンスと口にします。私はこうした現状に触れるたびに苦笑してしまうのです。なぜなら、法令とはあるものではなく創るものだからです。ましてや外国人が多数会社に在籍している語学スクールでは、事実上あらゆる言語で説明したとしても理解されるものではありません。

 

最近は資本提携している企業間や日米間などで秘密情報交換のため、コンプライアンスがひどくうるさく言われるようになっていますが、しかし基本は同じです。でなければ、語学スクールなど運営できるわけがありません。

 

ここで法というものの基本に立ち返って考えてみる必要があります。まずは、人は自由であるべきというのが全ての出発点になります。しかし、独りでは出来ないことがどうしてもあるので国家を創ったのです。そうした役割の典型が私たち自身の自由を侵害されないように番犬役を務めるということであり、その際に番犬出動となる基準として創ったのが法秩序なのです。つまり出発点は「私たちは皆、自由に生きて良い」ということなのです。

 

しかし面白いもので「好きにやって良いよ」と言われて、動くことが出来る人と、立ち止まりフリーズしてしまう人がいます。要するに脳内の枠組みを絶えず乗り越えられるかどうかという問題なのですが、1945年の敗戦直後が同じような状態だったことが歴史書や映像を見てもわかります。

 

動くことが出来る人は、生きていくために自分で仕事を取らなければならないことを身に染みて知っています。そして。身を守らなければ誰かにやられることも知っています。大胆に同時に繊細なやり方をもって対処していくのです。彼・彼女らにとって法令とは使うものであり、使われるものではないのです。

 

ところが、このような動くことができる人が生き残り、やがてそれなりに大きな資産を手に入れると、その中で暮らす従業員たちの様子が変わって来ます。仕事を探すことではなく、仕事を守ることこそが仕事だと思い始めるのです。

 

創業者が生きている間はまだ良いですが、亡くなると事態はもっとひどくなります。会社を守るために残された従業員は何をするのかというと、結局何もしなくなります。あれやこれやとやり始めると、ありとあらゆるところに張り巡らされた法令ばかりが目につき、完全にフリーズしてしまうのです。

 

この会社を守るのが目的なのだから、法令上目につく立場になるのであればそれは避けるべきであり、むしろ何もしない方が絶対に得というわけの分からない議論を展開し始めるのです。結果、突如として吹き荒れる雨風に耐えることが出来ず、大事な会社は倒産することになります。従業員たちは離散し、露頭に迷うことになります。

 

現代の日本のコンプライアンス病は異常です。これが欧米からはめられた日本企業崩落のための罠だということに早く気づくべきです。戦後日本を各界で創り上げてきたリーダーたちは皆創業者であり、彼・彼女らにとってルール・法令はあるものではなく創るもの、そして都合が悪ければ変えてしまうべきものだったのです。

 

ところが今や法令が先にありきになってしまい、コンプライアンスさえやっておけば仕事になるとまで思い込む人間まで出てきてしまっています。しかし今後、企業や経済、そして日本と世界を前へ前へと進める付加価値は一体誰が創り出すというのでしょうか?付加価値とは要するに枠組みの外にあって新しく、効能があるからこそ付加価値なのです。

 

そこでは既存の枠組みとは乗り越えるべきものです。その中で安住し、それを守っていることが仕事というものではないのです。法令も同じことであり、近代以前の法は社会を縛り付ける枠組みでした。これらが順次乗り越えられることによって人類は進歩してきたのです。それなのにそれを守るするなど無意味だとしか言いようがありません。

 

私は何も現行法令が全て無意味だと言いたいのではなく、その合法性の隙間の中に見え隠れする適法性の中にこそ、かつて創業者が見い出し、実らせた付加価値があると言いたいのです。そこから新しいルールが迸り出ることになるのです。そしてそこにこそ、日本が再生する本当のチャンスがありそうです。

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