最近、Facebook上で新しい試みを始めました。Facebookでは、気の合った仲間たちが集まるためにつくる場のことをグループという機能があります。そこに「日本・英語会議」という公開グループを1ヵ月前に立ち上げました。公開グループなので、フェイスブック上で検索してもらえば、誰でも読むことができます。
さて、これまでの世界を考えてみると、完全なアメリカ中心の英語世界だったことが分かります。アメリカが強大な経済力と軍事力を持って世界秩序を保ってくれていました。しかし、それが揺らぎ始めています。そうした中、聞こえてきたのが「日本が平和を象徴に世界秩序の中心に立つ」というものです。これが「Atlas日本・英語会議」を始めたきっかけです。
そうはいっても日本がアメリカのように、軍事力を世界中に向けて振り回し始めるとは全く想像できません。第一、日本には平和憲法があります。安倍政権では、武器輸出三原則を緩めるなどして、これを実質すり抜けようとする試みを何度となくありましたが、平均的な日本国民は全くそうした動きについていけていません。
それもそのはず、日本はこの72年の間、どの国よりも平和を享受してきたからです。そのために軍事力を使って、相手に言うことをきかせるなどということはできるわけがありません。それでは日本が世界秩序の中心となり、世界全体が平和になるのはどのような作用が働くのか考えていきたいと思います。
日本は今、地方創生の議論が進んでおり、地域ブランディングや地方マーケティングが盛んに行われています。そうした中で各地方が持つ良さがあらためて認識されるようになり、そのために世界中から外国人観光客が訪れ、最終的には永住してしまう外国人たちが増えています。
それでは一体、「日本のどこが良いのか?」というと、どうしても意見がまとまらないのです。しかもこの議論をやりすぎると、最終的に日本以外の他の国は一切要らないというようなことを言い出す人間がいるから注意が必要なテーマでもあります。
その結果、「日本は結構良い国だ」という議論が始まるたびに結論はあえて出されず、まさに雰囲気の上で確認して話が終えられてしまうことが多くあります。それでもなお、ほとんどの日本国民は「日本が一番」と誰しもが思っています。
しかし、日本人が日本から一歩でも離れると、世界はそんなに甘くはないことが分かります。政治や経済で見ても、アメリカのトランプ大統領やロシアのプーチン大統領など、強烈なキャラクターが居並ぶ中、日本の政治リーダーはどう見ても影が薄く感じます。
理由は分かりませんが、どうもトランプ大統領やプーチン大統領など欧米人とはかなり考え方が違いということでしょう。それでも日本が世界秩序の中心に立つと言われているのはなぜなのでしょうか。
そんな疑問を持つ多くの方々と、率直な話し合いの場をつくろうと思い立ち、立ち上げたのが「Atlas日本・英語会議」なのです。驚いたことはにたくさんの方々がメンバー登録され、活発な議論が行われているのです。そうした様子を見るたびに私は、「日本人は英語が必要なんだなぁ」と思ってしまうのです。
英語や外国語の背景にある文化、生活、習慣など形の見えない夢について語り合うのは面白いものですが、ぜひ一度、Facebookにアクセスしてみてはどうでしょうか。
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