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観光消費の多い国、層に的を絞った戦略に移行するタイミングが来た

17年の訪日客1千万突破 過去最速、観光庁推計 2017/5/19 19:252017年5月19日の共同通信へのリンク画像です

 

観光庁の田村明比古長官は19日の記者会見で、2017年に日本を訪れた外国人旅行者が5月13日時点の推計で1千万人を超えたと発表した。1千万人突破は5年連続で、6月上旬に突破した昨年より3週間程度早く、過去最速のペース。4月の訪日客は前年同月比23.9%増の推計257万8900人で、月間過去最多を更新した。

 

今年は4月16日だったキリスト教の祭典「イースター(復活祭)」に伴う休暇や、桜の開花シーズンに合わせて日本を訪れる旅行者が多かったことなどが要因。前年同月比の伸び率は56.8%増の韓国など17の国や地域で2桁台を記録したが、中国は2.7%増と鈍化。

 

このニュースから分かることは、アジア諸国の20億人が豊かになったからだと思います。1980年代、約30年前の日本と同じ現象で、アメリカの都市部に突如増えたメガネでカメラぶら下げた日本人観光客の風刺画がアメリカで流行った時代がありました。今後5年くらいでこれにインドの13億人が加わり、日本は今後も外国人観光客だらけになるはずです。

 

しかし、訪日観光客は喜ばしい事ですが、爆買いは手放しで喜べません。アジア各国が豊かになったとはいえ、彼らは安くなければ爆がつくまで買わないのです。中国からの越境ECが1兆円突破と報道がありましたが、それなども価格のアービトラージ(価格差を利用して利益を獲得しようとする取引)です。

 

価格のアービトラージ取引とは、同一の性格を持つ2つの商品の間で、割安な方を買い、割高な方を売ることにより、理論上リスクなしで収益を確定させることができるものです。つまり、日本はとんでもないレベルの深刻なデフレ経済に陥っているというわけです。

 

おむつが買い占められて困るなら、なぜ値上げや増産しないのでしょうか?山崎のウイスキーボトルは、なぜどこにいっても品切れや1人1本までなのでしょうか?銀座のカバン屋が外国人に有名なのはなぜでしょうか?それは、格安巨大スーツケースを買い、デパートではなくてドラッグストアに行き、商品をできるだけ詰め込んで帰国するからです。

 

現在の需要供給による価格決定という、中学校で習ったミクロ経済の基本がなぜか日本では注目されていません。企業も個人も、今日より明日が悪くなる前提の社会だから給料も物価も上がらないというわけです。そうでなければ、日銀のマイナス金利政策で黒字なのに投資せず、しこたま内部留保したり、若者は海外旅行にも行かず、車も買わず、中高年は何千万も貯金を溜め込んで平均寿命を向かえる説明がつきません。

 

アジア諸国はその真逆であり、何でも安い日本に押し寄せ、モノを買いまくり1ドル回転寿司を堪能し、帰国してまた元気に働くことで、結果今よりも成長し続け、今日より明日が良くなるというわけです。そう信じて疑わないから購買性向が高いのでしょう。

 

異次元緩和で日銀がお札を刷りまくっても、マイナス金利にまで手を出しても、結局インフレターゲットたったの2%達成どころか0%台を彷徨っているのが現状です。規制緩和は絶対やるべきですが、デフレ脱却貢献という意味では縮小前提国家では効果は限定的だということです。

 

ここまで来ると、日本の観光資源が良いのではなく、世界的に海外旅行できる可処分所得の層が増えていて、結果としてたまたま日本にきてくれた、というのが実情だと思います。なぜなら、外国人観光客をもっと集めてる国はたくさんあるからです。

 

例えば、アメリカのメディア調査で、東京が「がっかりした旅行先ランキング20」にランクインしていたり、訪日観光客の2.15人に1人は「満足していない」と答えています。やはり、訪問客の訪日旅行満足度向上のために、飲食店やゲストハウスの外国人対応・集客の支援は必要です。

 

最低限のマナーとして、言葉がわからなくても外国人のお客さまを笑顔にする接客は大切です。最近は、訪日外国人観光客が訪れる場所も多様化しているように感じます。個人的には日本から近いのに、まだまだ知られていない、所得の高いオーストラリアやニュージーランドの観光客をもっと繋ぐ事が、一つ次なるチャンスかと思います。そろそろ一人当たり観光消費の多い国、層に的を絞った戦略に移行するタイミングではないでしょうか?

 

訪日観光客が増えてくれることは、今の日本にとってはプラスの面が多いのは明らかです。しかし、地方で多言語対応を人力で行うのは人材不足がボトルネックになると見ています。問題を解けばまだまだ伸びる余地のある分野ですので、語学研修を行ったり、専門知識のいる難しい分野などをICTを使ってアウトソーシング出来るようにするなど、人の頑張りと質に頼らないやり方に知恵を出すようにしたほうが良いと思います。

 

中小企業や個人店を考えると、値札や解説、案内板を4か国語対応とか普通の地方の飲食店とで行う能力がないところがほとんどですから、個人店主さんたちの普段の努力で出来る難易度に障害を下げる努力が必要だと思います。

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