11月に、世界的な富豪で特にアメリカ企業に巨額の投資を行っているアルワリード・ビン・タラルなどを含む11人の王子が、クーデターによって王位継承者となったムハンマド・ビン・サルタン皇太子によって一斉に逮捕される事件が起こりました。
一方、アメリカでは米軍やNSAなどの機関に守られたトランプ政権と軍産複合体やネオコン、CIAとの間で熾烈な権力闘争が続いています。サウジアラビアの政治変革とトランプ政権の権力闘争は、これから世界に地政学的な激変を引き起こす重要な引き金になることは間違いないようです。
しかし、これらの大きな変動の裏にあるものを追って行くと、なんとブロックチェーンとAIの背後にある事実に行き着くことがすでに分かっています。
ブロックチェーンの最も重要な目的は、人工知能（AI）のネットワークを形成し、人工知能の主体的な進化を促進することです。実は、仮想通貨の構想は本来の目的ではなく、ブロックチェーンの機能を確認するための最初の実験だったのではないかというわけです。
ブロックチェーンとは、小さなブロック単位にまとめられたデジタルデータを分散台帳と呼ばれるプラットフォームに書き込み、すべてのブロックをチェーンで結ぶテクノロジーのことです。ブロックがチェーンに結ばれ台帳に書き込まれるためには、ブロックの形成時に自動的に組み込まれた暗号を解読しなければなりません。
これは、ハッシュ関数と呼ばれる複雑な数列で暗号化されています。この暗号を解読する作業をマイニング（採掘）と呼ばれ、解読に成功したものには手数料が支払われる仕組みになっています。このように、ビットコインなど仮想通貨の売買はマイナーによって行われているわけです。
また、チェーンに不正にアクセスし、書き換えようとすると分散台帳全体が機能しなくなるように設計されています。そのため、不正アクセスの防止が中心的な機能であるサーバーの必要性がありません。中央集権的なサーバーなしで高度な機能を実現するのが特徴です。
このような仕組みを持つブロックチェーンは、書き込まれるデータを仮想通貨などの金融取引に関係するものに限定されるわけではありません。しかも高価なサーバーを構築する必要がないのでコストが安いため、料金の支払い、荷物の配送、電力の送電、そして住民登録など既存の社会制度やシステムが担っている多くの機能をブロックチェーンのシステムで置き換えることができるわけです。
さて、ブロックチェーンの本来の目的とは、無数の人工知能をブロックチェーンを使ってネットワークで結び、巨大なグローバルブレインを作ることだったようです。事実、ハンセン・ロボティックス社が開発した現存する最先端の人工知能アンドロイドのソフィアがついに登場しました。
ソフィアは、プログラミングなしに自分で考えて人間とコミュニケーションすることのできる世界でもっとも高度な人工知能と呼ばれています。
サウジアラビアの首都リアドで開催された投資イニシャティブで行われたソフィアのインタビュー動画がアップされています。これを見るとほとんど人間と変わらないことが確認できます。サウジアラビア政府は、ソフィアにアンドロイドとして初めての市民権を与え、正式なサウジアラビア国民になったようです。
Interview With The Lifelike Hot Robot Named Sophia (Full)
Sophia Awakens Episode 2
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