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再び日本列島に大地震が起こる前に2011年3月11日をもう一度振り返る

このコラムには基本的に前向きなことしか書かないつもりでしたが、事態が事態なので、あえてここに書きたいと思います。

 

この夏にも、関東地方、とりわけ横浜、そして静岡県から愛知県にかけて大地震が発生する可能性が高くなっています。人間は、権力があろうとも豊かであっても大自然には到底かないません。

 

天変地異によって大混乱が起きる時、あえて混乱を人為的に招こうとするような政権や企業は、決して国民の受け入れるところにはならないと思います。もちろん、何事も結果として起きないことを心から望みます。読者の皆さんもどうぞ気をつけてください。

 

さて、私が以前所属していた米軍という組織は、地震発生の72時間前に正確な形でどこでどれくらいの規模の地震が発生するのかを特定する能力を持っているとされています。

 

例えば、2011年3月11日に発生した東日本大震災の時にもそうだったように、先月頃から東南海トラフや首都直下型地震が発生する危険性が極めて高くなっていると聞いています。私はアトラス株式会社を率いる立場にある者として、2011年3月11日とその後に何が起きたのかを念頭に起きながら、まずは社員と講師の安全と雇用の維持を念頭に準備を進めていきたいと考えています。

 

まずは命あってのことなので心の準備と物理的な準備の両方を進めてもらいたいと思います。ただ、大切なことは天変地異が発生するとしても、その後に役割がある人は必ず命を救われるということです。自分自身がどのような役割を果たすことになるのかも是非、一人一人イメージしておくべきです。

 

3月9日で島根県西部で起きた震度5強の地震ですが、西日本の広範囲で強い揺れを観測しました。そして、昨年の12月にも関東で震度5を感じるほどの地震がありました。直後に発表された専門家たちの分析によれば、それでも今後想定される首都直下型地震で放出されるエネルギーの1000分の1にしかあたらない規模の地震だとされています。

 

あらためて申し上げたいことなのですが、大切なことは2011年3月11日午後2時46分から後、私たち日本人は一体何をやってきたのかを思い出すことです。忙しい毎日を皆さんも送られていると思うのですが、是非ここで今一度振り返ってほしいと思います。

 

あの日、私は札幌で仙台LSのスタッフとスカイプで定例ミーティングを行うため、準備をしている最中でした。そのためのミーティングの最中に大地震は発生しました。急に回線が途切れ途切れになり、その後はスタッフが「ひどい揺れだった」などと話している間にもう一度の激しい揺れがあり、今度は回線が戻らなくなりました。

 

それでも、大したことはないと思っていましたが、4時頃にはテレビやインターネット媒体は一斉に東北地域の現地からの第一報を伝え始めました。巨大な津波が発生し、現場にようやく急行した警察官たちが目視をした範囲でも信じられないほどの数の遺体が流されていて、濁流が全てを飲み込んでおり、とにかく現状が把握できないというものでした。

 

まずは現実に何が起きているのかを仙台のスタッフを通じて把握することにしました。仙台LSにいる社員と講師、そして会員のためにとにかく食糧と水の確保を行いました。さらに、LSがある仙台と横浜では下手をすると公共交通機関が全てストップする可能性がありました。

 

社員や講師、会員がそのままLSに籠城となる危険性がありましたが、横浜にいる社員からは何の連絡もなく、テレビやインターネット媒体では「帰宅難民が大量に発生している」と伝え、同時に夥しい数の亡骸が打ち上げられている東北地方太平洋沿岸の様子を伝え始めていました。

 

一部の欧州メディアが「これほどの大地震があっても日本には全く被害が生じなかった」との報道をしていましたが、何のことはなく完全な憶測であって、思い込みであったことが後ほどわかりました。そのためか当時の横浜のスタッフの一人が夫の母国であるフランスに逃亡したことを聞かされました。

 

そして数日後には東京電力福島第一原子力発電所の被災状況が報道され始めました。ベントやベクレル、そして放射性物質の拡散といった言葉が聞かれ、マスコミ関係者は取材現場を放棄する記者たちが相次いでいると聞きました。なぜなら、取材をすればするほど、首都東京が崩壊することがわかってしまうからという話でした。

 

当時、札幌本社所属の社印は仙台に出張に行っていたこともあり、まずは津波で使えなくなった仙台空港以外の近隣空港から新千歳空港まで連れ戻すことにしました。仙台LSは大地震の被害も甚大ででしたが、その後の恐怖が最も襲って来たようでした。

 

100回以上電話し、ようやく電話が繋がったところで何とか札幌に戻すことができました。当時、恐怖と疲労で焦燥しきっていた社員の姿を見かねて、数日経ってからご飯を食べに誘い出し、つかの間の団らんで気を紛らわせたことをよく覚えています。

 

そうこうしている間に、首都圏では一切ガソリンが買えなくなり、後に関係者に聴いたところタンクローリーはあったものの、その配達場所や時間を混乱した当局が間違えたようでした。多くがパニック状態に陥り、真っ暗で、街角という街角で手旗信号で交通整理をする警官たちを目にしながら、関東中のガソリンスタンドを探して彷徨ったと聴いています。

 

震災後、国を壊すことしかしなかった民主党政権は大混乱を続けていましたが、「がんばろうニッポン」などという軽々しいスローガンが聞こえてきました。これを聴いて私は怒り心頭になったの覚えています。「生きるか死ぬか」という恐怖が日々続く中、被災地では食糧すら調達がままならない中で「がんばろう」などと軽々しく口にする向きの気が知れないと思いました。その気持ちは今でも続いています。

 

それから、止まらない大混乱を続ける民主党政権に区切りをつけるために、当時の野田首相は勝つあてもない総選挙に突入し、見事に大敗北を喫し、その代わりに誕生したのが第2次安倍政権だったわけです。

 

しかし、円安誘導に伴う資産バブルというアベノミクスを主導する安倍首相の姿に人々は心酔し、株価上昇に浮かれていました。第2次安倍政権は公共工事を堂々と復活させ始め、原子力を再稼働させると論じ、福島第一原子力発電所から日量400トンも排出され続けているトリチウム汚染水について、東京オリンピック誘致のため、国際社会に対して「アンダーコントロール」とまで言い切りました。

 

その後、約束されていたはずの第3の矢を明らかにすることなく、その代わりに安保法制が浮上しました。政権批判を言わなくなったマスメディアは安保法制の意義を連日のように報道し、経団連は武器輸出三原則の大幅緩和を公然と求め、戦争経済による浮上を試み始めました。

 

安倍首相に対する支持率は一気に下がり、それでも自民党総裁選は無投票再選ので決まりました。結局、20年以上も何も変わることがない日本をあざ笑うかのように2015年8月にチャイナ・ショックが起き、株価が大暴落しました。

 

そして、何をしても何も変わらないという状況が続く中、原発再稼働は現実のものとなり、福島原発のトリチウム汚染水についてもまずは地下水の海洋への希釈放出で実現され、東京オリンピックを巡り、利権構造を貪っている政治家が大勢いたことが国立新競技場やエンブレムを巡って明らかになりました。

 

しかし、事態はそんなことで済むものではなく、その後の森友・加計学園問題がここまで大事になった以上、ブレイクスルーのためには全く違うレベルの出来事が起きる必要があるわけです。私たち日本人は、口にこそ出さないもののそう胸の中で思い始めているということです。

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