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日本人特有の平和ボケと「正常性バイアス」「集団性バイアス」について②


        

統計学的に、危険発生時に逃げることができる性質を持っている人は、全体の4%しかいないと言われています。これは典型的な「集団同調性バイアス」ですが、人は必ず集団と同じ行動を取りたがる性質があり、社会的に目立った行動や他者と違う行動をとりたがらないという特徴があります。

 

災害時の心理として正常化バイアス、集団同調性バイアス、楽観バイアス、オオカミ少年効果をあげています

 

特に、現代人は危険の少ない社会で生活していることから、敏感に危険を感じすぎる際に、日常生活に過度に支障が出てしまうことがあります。だからこそ、普段から危険を感知する能力を下げようとする適応機能が働いているというわけです。

 

普段、便利な生活に慣れすぎている現代人は、その都度何かに反応していては生活することができません。そのため、便利な都会で生活している人の多くの場合、頭がぼんやりしていることがあります。ところが、「大地震が来るかもしれない」と思っていれば、地震直後に瞬時に高台に上るなどの行動にも変化が起きるというものです。

 

さらに、韓国の大邱(テグ)市で起きた地下鉄事故では、辺りは煙が充満しているというのになぜか逃げない乗客197人が死亡した大事故となりました。

 

韓国の大邱(テグ)市で起きた地下鉄事故発生時の車両内の様子

 

この画像を見れば、乗客の行動が明らかにおかしいわけですが、乗車している方々にとっては煙が充満しているのを目で見ていたとしても、完全に集団バイアスがかかってるために逃げられなくなっているわけです。

 

さて、実際に、あなたが地下鉄に乗車している時に煙が充満していたとしても、周囲の乗客が平然と座っていたなら果たしてあなたは逃げるでしょうか?

 

危険を察知し、一目散に逃げる人というのは、統計的には全体の4%しかいないと言われています。この地下鉄火災のケースでは、火災が起きているにもかかわらず、他の乗客が逃げすに車内に留まる人が多かったために逃げ遅れたということです。

 

さらに悪いのは車内放送で「状況を調べるので少々お待ち下さい」というアナウンスをそのまま信じ、そのまま車内に留まったことです。このように、専門家や担当者の話を信用しすぎることを、「エキスパート・エラー」と呼ばれています。

 

最後にもう一つ、「正常性バイアス」について書いてみたいと思います。以下は、2011年3月11日に発生した東日本大震災の時の「大川小学校の悲劇」という話です。

 

巨大津波が小学校を襲った ~石巻・大川小学校の6か月~
NHKクローズアップ現代へのリンク画像です

 

このように、日常的な平和ボケと多少でも危機意識をもって生活しているのとでは、いざという時の初動が変わっていることがあります。「大地震が来るかもしれない」と思っていることによって、地震直後に高台に上るなど動きも変わってくるというものです。

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