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後輩は先輩に教わる必要はない 先輩も後輩を教える必要などない

一般的に、日本社会では先輩に教わる文化が強く根づいているように思います。先輩は後輩の面倒を見て、後輩は先輩を敬うというものです。それが悪いことだとは思いませんが、一概に年齢や経験値が上だから後輩に教えるのは非効率だと思います。なぜなら、できる後輩にできない先輩が教えてもお互いストレスが溜まるだけだからです。そもそも先輩というだけで、先輩は教えるプロではありません。

 

学校の部活や会社内での仕事でも、後輩というのは常に先輩に教えてもらう側にいます。なぜか後輩は肩身の狭い思いをしなければいけないこともありますが、先輩が優れているわけでもない場合がほとんどです。それが長らく先輩・後輩関係だけに縛られていると、結果的にお互い時間のロスになることもあります。

 

例えば、学校の部活で準備や後片付けは主に後輩の仕事になっていることは日本的です。後輩は早く来て準備をし、先輩も一緒に練習したのに、後輩だけが練習後も残って後片付けをさせられます。確かに、先輩も後輩の時はそうした立場であったため不公平ではないかもしれませんが、皆で後片付けした方が早く終わるはずです。

 

10人の後輩がグラウンド整備するよりも、40人の部員全員で整備した方が早く終わるのは誰でも分かることです。それなのに先輩だから準備や片付けはしなくても良いというのはどう考えても非効率な考えです。また、後輩は先輩より早く来なければいけないというのも謎で、そんな風潮が今もあるから後輩は練習以外のことでどんどん時間が取られていくことになります。

 

さて、私は帰国子女扱いで14歳の時に一時帰国して日本のある高校に入学しました。高校時代、弱小空手道部に所属していましたが、幸いなことに先輩が数人しかおらず、1年生の時から公式の大会にレギュラーとして出場することができました。自分より弱い先輩にアドバイスされてもどうしようもなく、その先輩たちも教えることに慣れていませんでした。

 

自分なりに練習しようとしても先輩たちには練習台にされることがあり、怪我をしたり、自分の練習ができないことから、共倒れ感を強く感じたことを思い出します。これと同じように、会社に新入社員が入ってくる春には後輩が思いがけず有能だったり、先輩が無能だったりといった話題がネットでも賑わっています。

 

経験が無駄だとは思いませんが、たった数年の経験値を基準に後輩に仕事を教えるというのは非効率の何ものでもありません。本来、先輩というのは、後輩よりも早く入社し、年齢が上ということだけでしかありません。特に、教えることに特化して指導力がある者のことを言うわけでもありません。

 

一方、先輩側にしても後輩を教えなければいけないというのは結構な重荷のはずです。人に教えて得るものもあるかもしれませんが、経験の差がものを言う場合以外では、有能な先輩というのはそれは先輩だからではなく、その人が有能なだけです。

 

こう考えてみると、先輩・後輩という今から100年以上前につくられた大日本帝国時代のような仕組みに、先輩だからという理由で役目が多いというのも非効率でしかありません。

 

空手部の3年生時、私は地方大会で何度も優勝し、全国大会にも何度も出場することができました。だからこそ、私は後輩に教えても意味がないことを知ったのです。なぜなら、指導法を知らないばかりか、弱すぎて大会前の練習相手にさえならなかったからです。

 

よく、「後輩の面倒を見るのが先輩の仕事」という言う人がいますが、果たして本当にそうなのでしょうか?それは指導役の立場での仕事で、先輩だからというわけではないと思います。特に、自分が忙しくて後輩の面倒を見る時間がない時や後輩が自分より有能な場合はどうにもなりません。

 

その職場にいる先輩も不幸ですが、そんな先輩に面倒を見てもらわないといけない後輩も不幸です。長くやってるからといってノウハウがあるわけでもなく、後輩の面倒を見るならまずは自分のスキルアップに励むべきです。なぜなら、指導するならするでその勉強をしなければいけないからです。

 

それが学校の部活や会社の仕事ではよくあることです。先輩だからといって有能なわけではなく、経験は少し上かもしれませんが、人それぞれ能力もやる気も違います。単純作業であれば教えるべきですが、それならマニュアル化して分かりやすく説明すれば良いだけです。わざわざ先輩の貴重な時間を使う必要などありません。

 

どう考えても自分より能力が上の後輩にスキルアップ法を教えるのはつらいことです。後輩の仕事のチェックは先輩の仕事ではなく、その担当の責任者の仕事です。つまり、後輩の指導をするのが先輩の仕事なら、先輩は指導者としての経験を積んでないと指導するこどできないはずです。

 

このように、先輩だから後輩を教えるというのは非効率でしかありません。指導法を学んでいる先輩なら良いですが、そうではないただの経歴や経験値で後輩に押し付けてはいけません。一見、先輩が後輩を教えて、後輩がさらに後輩の面倒を見て、というのは効率的ですがそれには条件があります。

 

まず、先輩が後輩より有能であることです。そして、先輩が指導法を心得ていて、後輩が先輩を慕っていて、尊敬していることです。これのうちどれかでも欠けていれば、お互い時間のロスになり、さらにストレスが溜まるだけになります。

 

役に立たない先輩に教えてもらいつつ、雑用もしなければいけない後輩というのも非効率ですから、今後はそのような人材を採用する必要などなくなるでしょう。先輩だから教える、というのは双方にデメリットが多く、いずれにしても世界的に見れば周回遅れな考え方でしかありません。

 

「先輩だから敬う」という中途半端な年功序列によるお互いの時間ロスとストレスですが、教えるなら相応の指導力と経験、そして知識がある先輩でなければいけません。それにしても、日本人はいつまで先輩・後輩関係をやっていくつもりなのでしょうか?

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