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実質4年以上の海外生活経験者に求められてること

海外生活経験者による日本についての意見というのは、批判されることが多いことが私の経験からもいえることです。興味深いことに、都市部からの距離に比例して、「欧米賞賛」「日本批判」「日本から出ていけ」といった批判を受けることがよくありました。

 

今から約15年前の日本には「海外コンプレックスを持った日本人」としか思っていませんでしたが、最近は、「そういう批判にも一理ある」と思うようになりました。ただ、人格攻撃に近い言動は相変わらずなのが残念でなりません。

 

当然、海外に住んでいると日本との大きな違いが目に付くことになります。だから、海外生活経験者というのは、「日本はこうだけどこっちはこう」という文脈で言いがちです。要するに、自分が新鮮な体験をしたからこそ、それを誰かに伝えたいと思っているのでしょう。

 

とはいえ、制度や価値観というのは、その国が歩んできた歴史に根ざしていることで、宗教や法律などにも大きく影響されています。それに触れずに「海外ではこう」なとと言っても、「日本は日本だから」となるのが当然です。

 

しかも、そういう背景というのは、海外で生活しているだけではわからないこともあります。逆に、日本で長年生活していても、例えば、なぜ日本では店員の立場が圧倒的に低いのか、などを説明できる人はほとんどいないはずです。

 

海外在住者も同じで、現地に住んでいることで、「なぜその国はそうなったのか」よりも「今そうである」ことの方に目が行きがちです。そうすると「アメリカの労働環境がの方が優秀だから日本も見習うべき」というような話になり、「アメリカも格差社会じゃないか」「また日本の批判ですか?」などと批判されるわけです。

 

要するに、「日本でもこうあるべき」、と言っても違う前提で成り立っている外国の仕組みを取り入れること自体のハードルが予想以上に高いことに気付かされることになります。しかし、現地に住んでいればそういう背景を理解できるかというと、必ずしもそうではなく、調べないとわからないことばかりです。

 

実際、海外で生活しているという安心感からか調べない人が多いことで、「この国ではこう」と詳しい背景に触れずに事実だけを言ったところで、ただの日本批判に見えるのだと思います。そもそも、その国について興味がなければ何も話すことはないはずです。

 

海外コンプレックス丸出しの人がいるのは事実ですが、例えば、「アメリカではこう」と書いただけでも読み物としては面白いモノではなく、「だから何?」で終わってしまうことがほとんどです。だから必然的に日本と関連付けて書くことになるわけですから必然的に日本批判になってしまいます。

 

一番わかりやすいのは、「海外はこうだから日本もこうすべき」という考え方です。しかし、海外の視点から日本語で何か書こうとすると、たいていこの結論になっていきます。前提条件が違う国の仕組みを取り入れるべきなら、その国の仕組みを詳しく調べ、前提条件の共有をすることしかありません。

 

では、なぜそれでも外国文化について書こうと思うのかといえば、それは、双方の国の根底にある違いに触れて日本を相対化することができるからです。国と国の違いから日本を相対化して、どのように考えていくべきなのかを提案していくわけです。

 

日本以外の国をよく知ってることで相対化ができるというのが、4年以上の生活経験者にとっての強みになります。ちなみに私自身は、7歳から27歳までとその後もアメリカなどに行ったり来たりしている中で25年以上は海外で生活した経験があります。

 

当然、相対化するためには、その国の文化や歴史もちゃんと知っておかなければいけません。しかし、普通の海外生活経験者は、特別な体験をしていることに甘え、違いが生まれる理由を飛ばしてしまいがちです。

 

海外生活経験者や海外在住者が発信する情報が貴重がられるのは、日本にない制度や感覚を伝えるからだけではなく、なぜ違うのかを伝えられる立場にあるからです。だからこそ、理由を説明しない記事というのは、日本批判、そして海外賞賛として批判されるわけです。

 

これが個人ブログなら好き勝手に書いてもいいわけですが、あくまでもアトラス株式会社の公式コラムということでかなりフォーマルに書く努力をしなければならないと反省するところであります。

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