Zスコアが今月からまた上昇し、大手英会話スクールの連鎖倒産サインが出ています。2007年のNOVA倒産や2010年のジオス倒産のような再び大きなパニックが業界内の市場を襲う可能性が高いようです。1校だけを運営する零細英会話スクールの身売りがその前座ですが、この数年間による新規入学者数の大幅な減少と売上げ低下のため、スクール自体を閉鎖したいと考えている経営者が日本全国にいるようです。
英会話スクール事業の権利売り、外国人講師への給与未払いなど、この大幅な生徒減少で大手英会話スクールにも売りサインが出ました。事業売り、現金化、という恐慌のサインでもあります。今秋の大手英会話スクール6校の閉鎖予兆は、2007年のNOVAショック予兆以来の倒産注意報でもあります。
これらの分析は、秋に向けた史上最大の倒産劇の始まりといえますが、運営中の大手英会話スクールが1995年のバイリンガル、2000年のブリタニカとぐランダム、2004年のLADO、2006年のNCB英会話教習所、2007年のNOVA、2010年のジオス、そして2014年のTIE外語学院型に酷似した波と断定すれば20~30%のスクール閉鎖が待っています。なぜいつも英会話スクールの倒産劇があるのか。誰にも答えられないですが、今は季節性という言葉で割り切りたいと思います。
本当に鳥肌が立つほど過去のパターンを現在の語学教育業界、特に英会話スクールは進んでいます。だから同じ道をたどるとは断じません。しかし、過去のパターンと日柄や発生日とその後の反転などにも法則が生きているかのように動いている市場でもあります。現在と過去の相似性に驚き、未来を予測してきたAtlasのコラム集大成でもあります。今日書いた倒産注意報は、現場を予定し、待っている状況です。学び、待ち、真似ることで混乱の市場にチャンスを見つけ波に乗るべきです。
さて、心配したイギリスのEU離脱も落ち着きを取り戻し、英語学習需要も回復を見せています。それにしても下げすぎた大手英会話スクール6校の新規入会生徒数にはダウンサイドのサインが出ています。このサインが出ればAtlasマンツーマン英会話の新規の生徒数上昇が決まります。
2011年3月11日のように、あの時すべての体験レッスン申込みがストップし、横浜エリアのマンツーマンレッスンがほぼ一週間提供できなくなり、下げすぎた体験レッスン数が1週間後には史上最高数の申込み数となりました。オンラインスクールeAtlasも3月15日から顧客ニーズが見事に変化したのを思い出します。
英語もフランス語もドイツ語もスペイン語もイタリア語もポルトガル語もロシア語も、さらにアジアの2代言語である中国語と韓国語も、そしてグローバリズムとの関係もです。すべてに大きなサインが出ました。大企業はこれからさらに下を向いていくでしょう。これこそ恐慌の出番が来るかもしれません。
明日から、全ての社員と恐慌の紹介と傾向と対策の会議を開こうか検討しています。
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