8月後半からニューヨークダウが大きく上下に触れると予想していますが、それが上なのか下なのかそれがわからないのが問題です。電力株に売りのサインが出ていることから、売りの可能性を見ているが、動いてみないとわからないほど市場は操作されているようです。
売りのポイントで買いを入れ、空売り筋に踏み上げさせるやり方はまさに市場の自由を壊し、中央銀行の意図に沿い市場を動かします。それも下に行けば奈落の底に落ちてしまうというほど重要な変化になっています。
この20年間、英語学習方法と経済学に取り付かれ、その後のチャンスだけを追いかけてきたAtlasには、2008年のリーマンショック時の変化には驚愕した思い出があります。この時も自由な市場が歪められたのですが、今回は世界中同時に株を買う中央銀行と金利を下げる操作でとうとうマイナス金利に低下している世界市場になっています。この異常な事態を作るのに2000兆円も借金が増えたことを考えると背筋が凍りつきそうです。なぜなら、この操作の向こう側が見えるからです。
資本主義の宿命として現在のようなバブル時には規律が消える特徴があります。規律なき中央銀行と政治の脱線とそれにたかる烏合の集団が市場に登場することで、より大きなバブルが生まれるのです。今回で6度目になる大きなバブルは1720年のフランス中央銀行が破綻した規模を持ち、今回も大きく膨らみました。2008年のリーマンショックは、米ドル高と原油安、そしてジャンク債金利上昇からでした。
現在のそれも金利差は醸成中で米ドル高も今月中には始まるでしょう。再び原油安トレンドに戻り、ジャンク債金利も上昇中ですが金融危機の始まりが予測できます。現在市場では銀が何時暴落してもおかしくない状態です。この銀の暴落はかなり厳しいでしょう。
これでニューヨーク株暴落の環境は整いました。株の中期的な売りが、そして今週中に動き始めることが予測できます。ちょうど8年前の2008年8月後半には米ドル高と原油安、そしてジャンク債金利上昇の動きからニューヨーク株売り注意報を出していたことを思い出しています。
語学教育業界で言えば、2016年の大手英会話スクールの経営状態は、生徒数の大幅な減少で今手中の上下動を見届けてから無料体験レッスンを受けたほうがいいと思います。中途解約の申し出を無視するような傾向が見られたら要注意です。
一刻も早く退会しないと一括やクレジットローンで支払ったレッスン料は返ってきません。大手スクール6社の株価暴落、そして新規入学者数がゼロになる時が時代の転換点になるほど重要な転換点になっています。英会話スクールでも時代が替わり始めています。
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