FRBが利上げ見送りで今日は株価が上昇したようですが、
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160922/k10010702681000.html
FRBは、政策金利を現状の0.25%から0.5%の範囲で据え置くことを決め、去年12月以来となる追加の利上げを賛成多数で見送りました。利上げの見送りはこれで6回連続です。ただFRBは利上げに向けた根拠は強まっているとしており、年内に追加の利上げを行うことが中心的な見方となっています。
モルガン・スタンレー、ゴールドマン・サックス、メリル・リンチ、シティーバンク、そしてドイツ銀行などが黒田バズーカの安い日本円を借りて、いまだにデリバティブ取引をやっています。現在は膨れ上がって15京円という天文学的数字になっています。ちなみに、京というのは兆の上の単位です。
これはどういうことか簡単に説明すると、あなたがネットゲームの世界でお金を稼いでお金持ちになったとします。そうすると、実際の現実の世界でもお金持ちになって家が買えるというような発想と同じなのです。そのような経済の仕組みがあるのだとするとそれは世界が破綻していることになっています。
例えば、ゲームばっかりやってるひきこもりの若者が家を買うというのはおかしい話なはずです。それと同様に、デリバティブのゲーム内で流通してるお金はゲーム内だけのものであり、実体経済とは何の関係もありません。それが健全な経済の仕組みです。
しかし、なぜか現代社会ではゲームやギャンブルで使われるバーチャルマネーと実体経済のマネーが同じものが使われてしまっているのです。そんな経済は経済ではないのです。今後起きることを考えると、アメリカは景気が順調だから利上げするとかしないとかではなく、本当の世界経済は恐慌に突入しているのです。
これから数週間後、または数ヵ月後には金利が大幅に上昇し、1929年に起きたウォール街大暴落や1989年に起きた日本のバブル崩壊が起こるでしょう。ある日、低金利でお金を借り、株や土地を買ったら、いきなり金利が上昇し、そのために、買ったばかりの株や土地を売って、借りたお金を返す必要が出て来るようになるでしょう。
それで、大勢の人が株や土地を売るようになり、売りに売られて暴落が起きるのです。ゲームがいまだに回ってるのは電気(マネー)が供給されてるからであり、ある日、いきなり電源を切るというのが資本主義の仕組みになっています。
これから起きることも同じです。ゲーム中に誰かがいきなり電源コンセントを抜いて、金利を大幅に上昇させるでしょう。その後は、セーブしてなかった土地や株が全部、海外金融資本に盗られてしまうのです。ただそれだけのことなのです。
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