Atlasが25年間追いかけていた事件が始まりました。もう恐慌からは誰も逃げられません。それほどアメリカの分析チームと日本のWebチームの分析は正確で、的中率は大きな問題ほど精度は高くなるのです。先月までは、ドイツ銀行破綻による金融危機と読んできましたが、ニューヨーク市場の内部崩壊による株暴落が直接的で、ドイツ問題は間接的かもしれない。しかし、ヨーロッパの銀行危機がいかなる規模になるか社員全員でイメージしています。さて、いよいよ始まりました。
人が生きている間の平均寿命約80年(現在)の間には必ず大戦争か、大地震、そして大恐慌が来るようになっているようです。まさに想定外の事件が始まりますが、今回起きるとされる大恐慌は2008年に起きたリーマンショックの処理が不十分だったことから必然の問題になっています。したがって、リーマンショックは大恐慌とは言えないのではないでしょうか。
あの当時、リーマンブラザーズのデリバティブ残高よりドイツ銀行のほうが大きく、ドイツ銀行の破綻も検討されたほど大きな問題だったように記憶しています。しかし、ドイツ政府は破綻させずに残してしまいました。その時の膨大な不良債権が継続しているのです。
その上に、デリバティブ残高を減らさず、増加させてきたことが問題の本質とされています。約5,000兆円の1企業の大博打の穴をドイツ政府は税金で補う気なのでしょうか?その論議はドイツ国民の猛反対で国会では通りません。ドイツのメルケル首相がこの危機に際し、判断出来ない理由はそこにあるようです。ドイツ国立銀行ならまだしも、1企業の犯罪に近い投機による損なのです。そして、日本はデリバティブに15兆円、米国は30兆円それぞれ使っています。
さて、語学教育業界にも大きな影響を与えているようです。大手英会話スクールの4社3校の株価に総売りサインが出ています。これはグローバルな市場の問題が間接的に日本のローカル市場に連動していることを意味します。しいて言うならば、大手英会話スクールの経営に対する警告なのです。
気温が30度近い東京ですが、今年も大手スクール以外の中小スクールを経営する方々と懇談会に参加することができました。年10回程度開催されますが、今年最後の懇談会になるかもしれません。おかげさまで今回も無事に英会話スクール運営について有意義な話をすることができました。
今年も札幌、仙台、東京、横浜、名古屋、大阪、そして福岡などのホテルに泊まりましたが、そのお土産は部屋に置いてあるコーヒーかお茶でした。ドリップ式コーヒーを入れると、香りが部屋を占領します。なんともいい匂いですが、いろんな思い出の中、追いかけてきたこの事件が、常に話題の核心になりつつあります。いつ、それが始まるのかコーヒーを飲みながら考えてきました。
実は、先週から、その始まりを確信していました。その安心感からか最近は体調がよくありません。このコラムを書き終えればすぐに講演へランニングに行く予定です。体中で追いかけたこの事件の始まりは、金価格と銀価格が下落と待っていたサンインが出ました。ニューヨーク株市場の内部の声はダウでは、18,000ドルを割れば始まるでしょう。
イールドカーブが先週大きく動きました。そのイールドカーブの変化が示すことは、過去8回中7回がこの動きが起きれば、ニューヨーク株は大きく下落することです。この動きからもニューヨーク株が近々、大きく動くことが予測されます。
そして、国慶節で長い祝日から戻ってくる上海市場は現在3,000ですが2950、日経平均は14,800円付近が当面の目標株価になるでしょう。100年に1度起こる大恐慌というのもは、市場混乱時には金持ち以外にはチャンスなのです。人生80年の間、必ず大地震、大戦争、そして大恐慌のいずれかを経験することになりますが、いよいよ世界恐慌が始まったようです。
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