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アメリカと中国に金融危機回避のための大豆緊急購入

アメリカGDP成長率は、年率2.0%にも満たない低成長が4四半期連続したあとで、久しぶりに2.9%という高成長を達成したことになっているようです。しかし、固定資産投資の実績を見ると、リセッション(景気後退)の時期以外では異例の3四半期連続のマイナス成長でした。そして個人消費も低調だったようです。

 

では、何が良かったのかというと、在庫の増加と輸出が伸びたようなのです。在庫の増加が2.9%成長のうちの0.61%分の貢献を果たし、輸出はなんと1.17%分の高い貢献度を示しています。つまり、2.9%中の1.8%近くが、消費低迷の中での在庫増と輸出の激増に支えられていたようなのです。

 

今回の輸出増加の特徴は、通常アメリカ経済の中ではあまり大きな比重を占めない食料・飲料の輸出が激増したことでした。大豆は本来冬が主要な収穫期となる作物で、北半球に位置するアメリカの夏から初秋に収穫した大豆の輸出が激増することはめったにないと言われています。

 

ところが、今年は南半球に位置する大豆の2大輸出国、アルゼンチンとブラジルの冬大豆が極端な凶作だったので、アメリカから主として中国への夏大豆の輸出が激増したということになっています。その激増ぶりは、今年の4~6月の輸出額に比べて7~9月の輸出額は121%増、つまり2.2倍になっているのです。一応理屈はあっているように見えますが、どこか不自然のように思います。

 

アメリカ連邦政府商務省経済分析局の推計では、アメリカのGDP増加分が1190億ドルだったのに対して、輸出総額が410億ドル分増加しました。そのうちで、大豆の輸出増加額は380億ドル分に達しています。言い換えれば、世界最大の国民経済であるアメリカのGDPが直近の四半期で2.9%成長したうちの0.9%分は大豆輸出で稼いでいたことになるのです。

 

これは、ごく正統的な経済分析をするだけでも不吉です。つまり、しっかりした基盤のある成長加速ではなく、南半球での大豆の凶作という特殊要因が解消するとともに消えてしまう一過性の成長加速だからです。もしこの大豆輸出の激増、在庫のおそらくは意図せざる増加、そしてオバマケアへの移行にともなう国民の医療費負担の増加を差し引くと、年率2.9%成長は0.9%成長だったはずです。そこに、この大豆輸出激増は、ほとんど中国の一手買いによるものだったという事実を加えると、これはもう不吉では済まない話になります。

 

アメリカでは、昔から「直前の四半期GDP成長率が高いと、現職大統領の所属政党候補が勝ち、低いと反対党候補が勝つ」と言われてきました。アメリカ人のほとんどはGDPの中身がどうなのかというような複雑な経済記事は読みません。たとえ読んだところで内容を理解する教育を受けていません。さらに最近ではアルゴ高速取引が人間にはあまりにも過酷な判断の迅速化を要求するので、新聞見出しが市場にプラスか、マイナスか程度の判断しかできない人工知能に高速取引は任されています。

 

アメリカは今、ロシア大統領のプーチンとお互いに本音で交渉できる相手と認め合っているドナルド・トランプ大統領の誕生を阻み、汚職と腐敗の権化のような中国共産党上層部とほとんど変わらなくなっている国ということです。ヒラリーの誕生を望む中国によるアメリカ政治への露骨な介入ではないでしょうか。

 

そう考えて、アメリカ金融市場が深刻な危機に陥ったときだけ、ほぼ間違いなく中国によるアメリカの食料・飲料輸出の大激増が起きています。しかも、この傾向が顕在化したのは、中国の資源浪費バブルとアメリカ経済の金融肥大化が世界経済を牽引する2本柱となった2006年以降のことです。これは絶対に偶然の一致ではあり得ません。

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