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変わる職場環境により、私たちの「仕事」はどこに向かっていくのか

現在の職場で起きていることの本質は、仕事が時間管理から外れ始めたという点にあるようです。

 

なぜこのようなことが生じているのかといえば、そもそも19世紀までの仕事は手工業であり、労働者が造ったものの単位でその報酬が支払われたのに対し、20世紀に入る頃から大量生産化が進み、単位時間内に労働者は決められた作業が出来るかどうかが問われるようになったことによります。

 

しかしここに来て仕事は、知的労働の比重が急速に高くなってきており、そのため、そこでのタスクを解決出来る人たちが集められ、プロジェクトが形成されると共に解決されれば解散するという形で遂行されるようになってきています。そこではタスクが解決されるかが全てであり、必ずしもフルタイムの労働者たちが集まることも求められてはいません。

 

従来、職場では均質的な労働者の存在が前提とされてきましたが、この前提が日本を始め先進国では決定的に崩れ始めています。一方、高齢化が進んできており、かつ平均寿命が劇的に伸びていることから、高齢者による就労可能性を確保する必要が増えてきました。

 

そしてこれら比較的高齢な就労者たちが求めているのは必ずしも高い賃金ではなく、意味のあることです。また、資本主義の発展段階に応じて、そこで生まれ、育ち、働いている各世代の意識も大きく変わりつつあります。そして現在の職場では異なる意識を持った異なる世代が混在して働いていて、管理型マネジメントがそもそも時代遅れになってきてしまっています。

 

またデジタル化によって私たちの思考パターンは時間から解き放たれつつあります。例えば、デジタル世代の若者たちが待ち合わせの約束をする時、時間についてはほとんど決めず、場所についてだけ話しているということがあります。同じことは職場についても言えるのであって、このことがまた時間管理を骨子としてきた管理型マネジメントをもはや無効化してしまっているようです。

 

以上が組織行動をマネジメントする側から見た場合の課題ですが、就労者の側から見た時にもいくつかの新しいトレンドが起きています。仕事がそもそもタスクを解決すること、しかも知的労働によって解決する中で、果たしてそれにフレキシブルに対応し、本当に解決のため貢献出来るかどうかが労働者の側に問われているのです。

 

マネジメントの側から見れば、そうした人材をあらゆる手段を用いて集めなければもはや今後、仕事を進めることは出来ないということになっています。その意味で、スタッフ集めこそがマネジメントの中心業務になっていて、ピーター・ドラッカーが指摘していたことなのです。

 

将来的に人工知能が人間の仕事を奪ってしまうのではないかという議論がありますが、そもそも仕事について分類して考える必要がありそうです。仕事とは知的労働という観点から見ると、

 

①知見をシェアすること、②新しい知見を生み出すこと、③情報を適当な形で整理すること、④評価・推奨すること、⑤決断すること、そして⑥イノベーション(変革)することの5つに分かれます。この中で最終的に、本当に人間だけが出来ると言い切ることが出来るのは⑤と⑥のみです。求めるべき人材が備えているべき能力もこのことから自ずから結論が出て来るということです。

 

プロジェクト単位での仕事となり、しかもそこでの仕事がタスクをこなすことにあるとなれば、マネジメントの側において組織行動の観点から最も留意すべきは、裁量を就労者の側において最大限確保してやることです。

 

マネジメントは「管理プロセス」であると語る時代はすでに終わっていて、マネジメントはむしろ職場のあらゆるところで組織が追求すべき価値に労働者の側が触れられるようにし、そのことにより、働くことの意味を労働者の側が常に認識出来るようにすべきでしょう。また、マネジメント側が労働者に対して行った約束を破ることが最もネガティヴなインパクトを与えることも認識しておくべきです。

 

もっとも以上の様な論が語られる一方で、「戦略は立てていると答えた企業の80パーセントが、その執行に問題があると考えている」との指摘もあります。そして「バランス・スコアシート」の徹底した導入によって戦略を執行のレベルにまで落とすことが今や必須となっているようですが、これに対して「マネジメント・レべルから就労者のレべルへエンパワーメントをより一層進めるべきという昨今の風潮に真正面から反するのではないか」との指摘がされています。

 

またリーダーシップ論についても日本では「フォロワーシップがあってのリーダーシップ。まずはフォロワーシップとのコミュニケーションを考えるべき」という議論が多いですが、これに対してむしろ議論の出発点はリーダーシップの人格に帰着するという意見も多いのです。

 

つまり、勇気、勤勉さ、感謝、正直さ、忠誠、そして謙虚さの6つの要素があれば、結局、全てはうまくいくということです。リーダーの出発点は自分の心の持ちようを越えて、その結晶としての人格そのものであり、これを修養することこそが企業活動の全てをうまくいかせる秘訣なのです。

 

日本では個別の企業努力を語る前に何かといえば「アベノミクスが…」「政府が…」と語る傾向が強いのですが、しかしグローバル・マクロ(国際的な資金循環)は着実に動き続けていて、これまでその担い手の一翼を担っていた欧米のビジネス・エリートたちは引き続き支配を継続させています。

 

今後、欧米が何らかの理由でその支配的な地位を手放し、日本にそれをゆだねるという形で見えた時、果たしてこれほどまでに力強く続けられてきた知恵と力をもった日本のビジネス・リーダーがいるのかどうか。あるいはこれから全く新しく現れるのかどうなのか。私自身、主体的な意識を引き続き高めつつ、この難題に対して全身全霊、ぶつかっていきたいと考えています。

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