2016年12月24日、EXILEのメンバーであるMAKIDAIさんが乗ったワゴン車が衝突事故を起こしました。事故現場はあの北海道七飯町(北斗市から札幌に向かう途中だった)です。ケガを負ったのは計7人で運転していたのは29歳の会社員、MAKIDAIさんとVERBALさんは共に41歳です。ワゴン車はレンタカーでナンバーは「7740=7+7+4++0=18(666)」でした。
北海道北斗市や七飯町といえば、2016年5月に七飯町で行方不明になって7日後に無事発見された北斗市在住の田野岡大和くん(7歳)のことを思い出してしまいます。改めてなぜこのようなことを書くのかいうと、天皇即位20年式典の祝祭歌を演じたのが、こともあろうにEXILEという名のグループだったからです。
2016年7月、突如として日本全土を覆った衝撃がありました。それは、「今上陛下が生前退位の御意向を示された」という報道でした。当然、宮内庁は即座に事実関係を否定しています。しかし、NHKがそうした軽率なことをするわけがなく、特殊法人としての地位をその後も守られ続けたNHKの本当の役割を知っていれば、これがいかに重大なメッセージ、しかも国民全体に対するものであることがわかりました。
陛下は一体何と闘われておられるのでしょうか。それは、私たち日本国民一人ひとりが心情を汲み取るしかありません。なぜなら、陛下のお言葉は余りにも深く、決定的なものだからです。そしてそれが発される前に、私たちは心構えをしなくてはなりません。大事なのは「この瞬間」をお選びになられているということです。それでは今この瞬間、陛下が愛されてやまない日本で何が起きているのでしょうか?
それは、「民主主義」を語っていたずらに選挙を繰り返す政治家たちが権力に固執していることです。有権者の半分も投票していないのに、「勝った!勝った!」と騒ぎ、挙句の果てにはこれまでの日本の繁栄を支えてきた仕組みを根本から、しかも浅慮にだけ基づいて破壊しようとしています。権力、そしてそれを取り巻く醜い欲望が、汚物となって日本に蔓延しているのです。
多くの人々が違和感を覚えていますが、数年の間、これら為政者にはどうしても勝てないままでいます。なぜなら私たち自身もまた、知らず知らずの間にこの欲望の渦に巻き込まれ、それを自明として生きているからです。結局は政治家や官僚などと同罪ということです。
今上陛下自らがあえて現在の御立場から引かれることによって、日本と私たち日本人が持っている「本当の心性」とは何かをお示しになられました。それが、本来、日本を統治すべき者がなすべきことであるにもかかわらず、現在の政治家・官僚たちは一切それを無視しているのです。したがって、日本に対するこの上ない愛情から、陛下は御自らそうした態度をお示しになられたのです。
「日本人たるもの、押すのではなく、引くこと。それが世界を垂範することになる日本が目指すべき道」
固執している自分を今すぐ改めましょう。捨て去ることによって、清新なものを今この瞬間に現出させるべきなのです。固執の余り、いかにこの国を私たち日本人は汚してきてしまったことでしょう。たとえば、「原発」「利権構造」「権力欲」など、なぜ日本で二重王権が存続してきたのか、そのことについて意味を悟るべきタイミングが来ています。
いよいよ人智を超えた世界が日本だけではなく、全世界に生きる人類全体を襲い掛かる直前だからこそ、陛下は御自ら、しかも引かれることによって在るべき姿をお示しになられました。私たちは、日本人であることに幸せを感じなければなりません。そうした本当の在り方を一番におしはかるべき立場にあるのです。
EXILEという意味、特に「バビロン捕囚」の意味がわかるのは来年以降だとは思いますが、日本人にはとても深い意味があると思うのです。
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