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人工知能が雇用を奪うテクノロジー失業① 「仕事がない時代が来る」

AtlasのWebマーティング事業部では、AI(人工知能)の研究を日々行っています。これから人工知能に使われる立場になるのか、それとも使う立場になるのかが今の境目だと考えているからです。最近は、特にデータ解析用語を使うことがスタッフとの間のコミュニケーション手段になりつつあります。

 

さて、これから2045年までの約27年で雇用の大半はAIに置き換わるという予測が各研究機関やメディアから公表されています。これはもう信じなくとも確実にやってくる現実になっています。AIに置き換わるといっても、それは単純労働だけでないことがわかりつつあります。

 

金融とITの融合で、投資についてはずいぶん前から人工知能取引に移行しているのです。世界最大のヘッジファンド運用会社であるブリッジウォーターは、2年ほど前よりIBMのワトソン開発者を連れてきてAI取引を行っています。レイ・ダリオ会長を務める規模1650億ドル(約19兆7000億円) のブリッジウォーターは、3月にメンバー6人程度の AIチームを発足させ、チー ムを監督するデービッド・フェルッチはIBMでAIワトソンの開発チームを率いていました。

 

またSiriの開発者が100%人工知能のヘッジファンドを誕生させています。コンピューター科学者でアップルの音声アシスタントSiriの基盤を作ったババク・ホジャット氏は、株取引で人間は感情的であり過ぎると確信しているため、100%人工知能(AI)に任せる新興ヘッジファンドを始めました。

 

ホジャット氏は、「人間には偏見や感受性、意識、無意識といったものがある」として、「われわれ人間が間違いを犯すことは十分裏付けられている。私に言わせれば、データや統計が純粋に示すものに頼るよりも、人間の直感や説明に依存してしまうことの方が怖い」と述べています。

 

さらに、2000年のゴールドマン・サックスのニューヨーク本社では600人ものトレーダーが大口顧客の注文に応じて株式を売買していたそうですが、ゴールドマン・サックスのCFOのマーティ・チャベス氏は、「2017年現在で本社に残っているトレーダーはわずか2人です。空いた席を埋めているのは、200人のコンピューターエンジニアによって運用されている自動株取引プログラムです」と、ハーバード大学の応用計算科学研究所で開催されたシンポジウムで説明しています。

 

考えて見ると、株やFX取引など感情や欲望などの思い込みがない人工知能の方が運営の成績がよくなることは確かですが、特に金融はもっともAIに置き換えやすい業界だと言えます。アメリカ国民は、大統領選挙でドナルド・トランプを選びましたが、その一つの理由が、「仕事をメキシコの出稼ぎ労働者が奪った」ということでした。

 

しかし、良くデータを見てみると、仕事をメキシコ移民に奪われているのではなく、むしろ、人間の職を奪ってるのはテクノロジーだということがわかります。データからそういう結果が出ているのです。以下のグラフは労働生産性と雇用の関係です。2000年頃まで労働生産性(労働者1人1時間あたりの生産額)は右肩あがりでそれにつられ雇用も増えていました。

 

アメリカの労働生産性と雇用の表①

 

しかし、それ以降は、労働生産性が上がっても雇用が増えていません。

 

アメリカの労働生産性と雇用の表②

 

実のところ、これはテクノロジーが発達し、産業用ロボットが増えたということになります。つまり、2000年以降のアメリカでは一生懸命働いてたのはロボットだったということです。このような社会的状態をテクノロジー失業と呼んでいます。

 

オバマ政権下では失業率が減少したかのように報道されているアメリカですが、職業安定所への登録がないために捕捉されていない失業者も多く、実態としては25歳~54歳の働き盛りの男性の10%前後が失業者だと言われています。その主要因と考えられるのが、テクノロジー失業なのでしょう。

 

一時解雇という建前が普通のアメリカでは、コスト削減のために人間を機械に置き換えるなど日常茶飯事に起きています。例えば、銀行の窓口業務は、ネットバンキングに移行しつつあり、全米の窓口業務係はこの10年で約70万人も減少しています。また、同じ時期に、製造業でもロボットの導入などによって約270万人の職が奪われているのです。

 

しかも大企業にも変革の兆しはあります。2014年に、みずほ銀行がIBMの質問応答システムのワトソンをコールセンターに導入し、日本企業の中でも、金融は多くの規制に守られている業界の一つになっています。そこが、あえて多額の投資をしてワトソンを導入しているというわけです。

 

こうなると、トランプ大統領が日々「アメリカ人の雇用を守る」「雇用を生み出そう」、そして「Make America Great Again」としきりに頑張ってますが、それは無駄な努力だと考えることもできるのです。今後、どんどん雇用は減少傾向になるでしょう。

 

つまり、アメリカ人の失業の原因はメキシコの出稼ぎ労働者のせいでもなく、トヨタや日産がメキシコに工場を作るせいでもなかったということです。今後、アメリカ人の47%がロボットに置き換えられることになります。もちろんアメリカだけでなく、日本を含み世界的にロボット化、人工知能化が進んでいきそうです。

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