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第二のリーマン・ショックが起きるかもしれない2016年~2017年

2008年の国際金融危機で倒産した大手投資銀行のリーマン・ブラザーズはアメリカの金融業界の中でも突出した規模のデリバティブを保有していました。

 

なぜアメリカの金融当局は他の投資銀行やAIGという巨大保険会社まで大金をつぎこんで救済したにもかかわらず、リーマン・ブラザーズだけを見殺しにしたのかについては、今でもさまざまな説が語られています。

 

しかし、単純で説得力があるのは、リーマン・ブラザーズが抱えていたデリバティブの想定元本があまりにも巨額だったという説明です。正直にリーマンの損失を全額引き受けていたら、アメリカ連邦政府の準備制度のドル札を際限なく刷りまくる能力をもってしても、自分たちが確実に生き延びられるかどうかわからないということで、二の足を踏んだというのが真相らしいのです。

 

2008年当時、ドイツ最大の銀行であるドイツ銀行もまた、2007年初夏の125ユーロを上回る株価から、2009年初頭の大底では20ユーロを割りこむところまで暴落していました。そのころから、ドイツ銀行はヨーロッパ系の銀行グループの中で最大級のデリバティブを保有していて、あの金融危機を乗り越えられるかどうかが疑問視されていたのです。

 

しかし、ドイツ銀行はこの危機をなんとか乗り切りました。そして、金融危機後の戻り高値こそ約70ユーロと最高値の半分強にとどまりましたが、危ない資産ポートフォリオを安全な方向に再構築する時間的な余裕はあったはずです。こうした体質改善に取り組む意思があったとしたら、最初にすべきだったのは、デリバティブの想定元本を圧縮することだったでしょう。

 

とにかく、アメリカのマネーサプライがGDPより若干少ない15兆ドル、世界全体のGDP総額が50兆ドル、そして世界中の債券・株式市場の時価総額が100兆ドルに過ぎないのに、デリバティブの想定元本は1500兆ドル(約16京円:京は兆の1万倍)に達しているのです。このうちたった1%、つまり15兆ドル(約1600兆円)の支払いを迫られるだけでも、とうてい企業の自己資本はおろか、借り入れと見合いで持っている資産まで全部投げ出しても追いつかない金額となります。

 

にもかかわらず、ドイツ銀行はこの方向へのポートフォリオ改革をやらなかったようです。現在単一の金融グループとしては世界最大のデリバティブ想定元本を抱えこんでいます。ドイツのGDP2兆7000億ユーロ、(約330兆円)の20倍強の55兆6000億ユーロ(約6840兆円)ということになっています。これはちょっと古い数字で、金融業界での最新の推計では70兆ドル(約60兆ユーロ、7420兆円)と言われています。

 

というわけで、第二のリーマン・ショックが起こるとすれば、今回の発火点はドイツ銀行ではないかと考える金融関係者も多いようです。しかし、アメリカの大手銀行も、デリバティブの想定元本の大きさでは、かなり危ないでしょう。

 

アメリカのシティ・グループは総資産1兆8000億ドルの29倍に当たる53兆ドル(5620兆円)、JPモルガン・チェースは総資産2兆4000億ドルの21倍に当たる51兆ドル(5400兆円)、ゴールドマン・サックスは総資産1兆ドル弱の50倍を超える51兆ドル(5400兆円)が3強を形成しています。

 

さすがに50兆ドルは超えないが、バンク・オブ・アメリカ=メリルリンチは総資産2兆1000億ドルの21倍の45兆ドル(4770兆円)、モルガン・スタンレーは総資産1兆ドル弱の31倍を超える31兆ドル(3290兆円)を持っています。そして、業界では保守的な経営で定評のあるウェルス・ファーゴでさえ、総資産1兆7000億ドルの3.5倍に当たる6兆ドル(640兆円)を持っています。

 

今年年初来の世界的な銀行株の不振は、世界の金融センターであるアメリカの大手銀行グループがいかに危ない会社ばかりかという事実を反映しているのかもしれません。

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