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学ばない子どもたち、働かない若者たち

子供は、おカネを稼ぐことがどういうことかわからない。なぜなら、まともに働いたことがないから。親は子供に与え続け、その内、子どもたちは消費することしか知らなくなり、ただ要求することを正当な権利だと勘違いするのかもしれない。

 

下流志向 学ばない子どもたち、働かない若者たち(内田樹著 講談社)より以下引用リンク

 

考えてみれば、今や都会の子どもたちは、「消費者」として生まれ、「消費者」として成長します。蛇口をひねれば水が出るのが当たり前。農作物はキレイに仕分けられてスーパーに並んでるのも当たり前。欲しいものがあれば、親に連れられてショッピングセンターに行って買ってもらえるでしょう。

 

快適で便利で、金があれば何でも解決する、という都市空間で育つ子どもたちにとって、「誰かに何かを供給する」という体験つまり、供給者になる体験はなかなかできないようです。今の都会に住む子どもたちは、生まれながらにして消費特権階級なのです。おカネを払いさえすれば何でも揃い、どんなサービスも受けられる便利な空間の中で成長して自己を確立します。

 

消費生活の中で確立した自分は、おカネさえ持っていれば、用意された数ある商品やサービスの中から自分が価値を認めるものを選択できます。しかし、その選択された商品やサービスにそれ相応の代金は払います。

 

消費という行為に必要なのはおカネだけであって、状況を把握する能力、人の期待を読み取る能力、他人と話し合って協力して実現する能力など、社会に出て何かを誰かに供給しようと思ったら必ず必要になる能力は、一切求められることはありません。だから、最低限の会話ができる4歳の子供にだって買い物はできるわけです。

 

ひとたび、何かを生産しよう、何かを第三者に提供しよう、と思ったら、ありとあらゆる事象を対象化して頭を使わなくてはなりません。自分自身が額に汗しなくてはならない局面もありますが、一人でできることなどたかが知れています。何か大きなものを供給しようと思えば、周囲の人間と関係を構築して組織をつくり運営していくことになります。

 

それには、いかに一緒に仕事をする仲間に動いてもらうかを考えなくてはならないし、課題をスケジュール化し段取りを組まなくてはならないし、どの役割をどの人に振るのか、人材適性を見極めなくてはならないし、おまけに彼らにいかに活力を出してもらうか、ということまで考え尽くさなくてはいけません。

 

一方、消費するだけなら、そんな苦労は一切必要なく、ただ対価のおカネを相手に渡すだけです。

 

実際に、大人になって社会の現場に出たときには、そんな消費者としての自分やお客様としての自分をいかに振りかざしても、何の役にも立ちません。だから、必然的に先輩社員に徹底的にダメ出しをされることになり、結果的にそれに耐えられずに3年以内に辞める新入社員が過半数なんてことになっているのではないでしょうか。

 

社会に出て役に立たない消費者としての自分しか確立できないような状況に子供を置いていること自体が、現在社会全体で話題になっているすべての教育問題の根本的な原因ではないでしょうか。

 

早急に、生産者としての体験を子供のうちから積ませることができるような場を創っていく必要があります。例えば、農業や市場や工場などの現場で実際の生産活動に触れるような体験をさせることは、最低限必要です。しかし、識者が言っているような、道徳教育とか規範教育だけではまったく答えになっていません。

 

もっと言えば、与えられた場で消費活動しかできないような存在ではなく、仲間と協力して自分たちで場や課題そのものを創っていく活動の中で子供たちに共認力・同化能力・前進力を磨いていってもらう、そのための環境を整える必要があるのではないでしょうか。

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