ドナルド・トランプはアメリカ大統領として、もはや1円も1ドルも外国に渡すことはありません。そして、利益を分け合うということもしません。すべて自分の物にするという原理で動いています。これはニューヨークの不動産王、大金持ち、投資家の強欲の頂点を極めたユダヤ人的な思想です。
トランプ自身は、ドイツ系の移民の3世だと血族から証明されていますが、その本性はユダヤ人そのものです。ほとんどユダヤ人と全く同じ精神構造で動いていることから、プロテスタントのキリスト教徒といってもユダヤ教徒のような生き方を徹底的に突き詰めています。
特に、ニューヨークのウォール街にいるユダヤ人たちの強欲さ、つまり、「騙された方が悪い」というのがウォール街で生きるニューヨーカーたちの生き方になっているわけです。日本人でも根っからの商売人や経営者たちがいますが、トランプの生き方がよく分かるはずです。商売人は、自分の仕事仲間たちでさえ騙し、人を取引で騙すことが当たり前の世界を生きています。
このことが外交理論や国政政治を専門とするエキスパートやジャーナリストたちに理解はできないということです。だから、トランプがわざと突飛な発言をし、交渉相手に面食らわせるような行動に出ることに慣れないため、狼狽しているわけです。
トランプは、これまで数十年とアメリカの政治家たちがやってきたような政治はしません。これまでの考え方がまずトランプに通用することはありません。これまでとは全く違った手法によって相手を追い詰めて屈服させるのです。
そしてトランプは、自分のすぐ身近にいる側近を絶対に信用しません。すべて最初から疑ってかかっており、いつ裏切るかを冷酷に観察しています。そこで用がなくなったと思った瞬間に切り捨てていきます。容赦をすることなどありません。
ただ例外として、娘のイバンカと婿のジャレット・クシュナーだけは信用しています。そのクシュナーもまだ36歳でありながら、トランプと同じニューヨークですべての人を騙すビジネスにより生きてきました。この娘夫婦以外は、トランプにとってはただの使用人であり、いつかは切り捨てる対象でしかありません。結局、使用人は全員追い出されることになり、人使いの荒い経営者としてアメリカを運営しているということです。
トランプが解雇する時のフレーズとして、「ご苦労さんだった。よい仕事をしてくれた。有能な人物だった」を決まって使っています。なぜなら、ねぎらいの言葉をかけ人を追い出さなければならないからです。つまり、ただ残酷に非情さだけで首を切っているのであれば、その解雇された従業員が必ず自分を刺しに来るからです。
要するに、生まれながらに残酷で、凍り付くような人間関係や仕事での取引で生きてきた経営者というのは、こういう人たちのことをいいます。私は、日本人は欧米の国際金融資本や投資銀行、そしてヘッジファンドを運営するユダヤ人たちのことをもっと知り、そしてトランプという駆け引きの頂点を極めた者に対して用心し、注意深くなり、警戒し、対応しなければならないと考えています。
特に、彼らがどれぐらい日本人をなめきっていて、自分に擦り寄ってきて取引する者たちや自分のすぐ周囲にいるすべての者を騙し、資産を奪っていく悪魔なのか、このことを私は警告したいと思うわけです。このことは、英語を勉強している方々にも伝えていく必要があります。なぜなら、彼らの考え方を理解し、その上で決断して動くことが日本企業や個人の利益になるからです。
例えば、今年5月に安倍首相のイスラエル訪問時にネタニヤフ首相との夕食会で出されたデザートが紳士靴の形をした金属製容器にチョコレートを入れたものであったことから、イスラエルのメディアや市民からは、屋内で靴を脱ぐ日本の習慣を取り上げるなどして「非常に失礼だ」との批判が出ていました。
つまり、ネタニヤフが言いたいことは、「日本はイスラエルとアメリカの靴磨きに励め!」ということです。安倍首相は、お金を貢がされ、それでも下足番以下の待遇をされているわけですから、ここまでくると惨めを通り越して哀れな日本人でしかありません。
そして、トランプは日本など安倍首相の首根っこを押さえつけておいて、自分の言うことを全部聞かせていれば問題が起きないことも知っています。最近も、トランプが安倍に「北朝鮮の核兵器の処理のために、日本は500億ドル(約5.5兆円)払え」と言ったと報道されていました。さらに、「北朝鮮には20兆円を援助しろ」と述べた非公開情報まであります。
その後、菅官房長官はそれを公式に否定しましたが、河野外務大臣は2兆円を持って北朝鮮を訪問しましたが、「20兆円ではない」などと金正恩から門前払いを受けたという非公開情報も出てきています。そもそも20兆円というトランプの発言は本当にあったのでしょうか?
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