12月26日、ニューヨーク株式市場のダウ平均株価は前日比1000ドルも上昇したことで、日経平均も750円という史上最大の上げ幅を記録しました。
年末にこのような株価の動きを見ていると、何となく来年2019年以降の激動を予感してしまうわけです。正に年末の大掃除のような動きから、多くの投資家が市場から排除されたように感じます。
そのような状況の中、日本では年末の大掃除というイベントがあります。そもそも、掃除というのは毎日こまめにするべきことであって、埃だらけのところに幸運が下りてくることなどあり得ません。運というのは、汚いところにはやって来ることはないということです。
実際に、神社や寺に行くと埃一つなく、いつもきれいに掃除されているのが分かります。だからこそ、年末には教室もきれいに掃除する必要があるということです。
不思議なことで、何をやっても途中から挫折してしまう方が大勢います。物事が順調に言っていたのに急に誰かが邪魔に入られる方や、一時は上手くいきかけたけれど、結果的に上手くいかない方もいます。
自分自身が住んでいる家の中を想像してみてください。家の中が片付いていないとなぜか物事が上手くいかないことが起きるものです。床や壁が汚いというのも問題です。新しいとかふりとかという問題ではなく、まずはきれにするために掃除をすることです。
特に、先の見通しが効かない傾向がある方の家に行くと、窓が汚れている場合があります。先の見通しができなくなっている方の窓が汚れていると、それ以上の情報が入ってこなくなるというわけです。
上手くいかない英会話スクールのほとんどは窓が汚れていることが分かるはずです。あるいは、掃除を怠けている怠惰なスタッフがいるということの証拠です。
一方、家のキッチンやトイレをきれいにしていないと胃腸を悪くする傾向があります。なぜなら、喉から肛門にかけて水が流れる場所だからです。病気にかかりやすい理由として、丹念に家の掃除がされていないことが挙げられます。また、トイレが汚れているとお金が入って来ません。
まずは、要らないものを捨て、まだ使えるものは誰かに譲ることから全てが始まります。家なのか物置なのか分からないほど片付いていない家で生活していると、うつ病にかかりやすくなると言われています。
だからと言って、掃除をする時は険しい表情で行うべきではなく、むしろ穏やかな表情で取りかかるべきです。特に、テーブルや仕事机が片付けされない方というのは、企画が立てられないという傾向が見られています。
さらに、古い新聞紙や本を整理できていない場合や、服を積み上げているとだんだんと体が重くなってくるものです。最近体が重くと感じているのなら、捨てるか誰かに譲ることです。要するに、頭の中が片付いてない方は家の中も片付いていないということが分かるはずです。
実際に、家の中や店舗、オフィスなどをスッキリさせれば、頭もスッキリするようになります。なぜなら、掃除をすると潜在意識がスッキリするようになるからです。やがて潜在意識からも不用品が出ていくことになります。
だからこそ、自分の想いや思いが叶いやすくなるわけです。結局、不用品を捨てるというのは、執着を捨てることと同じことです。あることに執着しすぎているといつも上機嫌ではいられなくなります。ところが、不用品を捨てるといつも上機嫌でいられるようになります。
順番としては、掃除をすると心が軽くなり、体も軽くなり、行動も早くなります。年末の大掃除は「時間」と「空間」の整理を行うことです。つまり、正しいヒトやモノを正しい場所に配置することでもあります。
おそらくサラリーマンの方の場合、このことは想像されているよりも難しいことであるはずです。しかし、中小企業の場合はヒトが重要視されます。これまで25年間にわたる経営者としての経験から私は強く感じています。
2019年、中小企業に必要なものは、目標です。そして信念と成長の自覚です。この3つのどれかが欠けている社員には、残念ながら途中下車してもらう必要があります。しかも主観的な評価ではありません。
数値が明らかな時、きっちりとその点を明確にした上で途中下車してもらいます。そうすると不思議なもので、適材適所の人材が必ず入ってくるものです。その意味での時間の整理と空間の整理、つまり大掃除を私たちAtlasではしっかりと行っていきます。
2018年も私たちAtlasマンツーマン英会話にお付き合いくださり、本当にありがとうございました。今年はいつにも増して様々なことがあった1年でした。
今年の配信は本日をもって最後となります。今年も御愛顧賜りましたこと、心より御礼申し上げます。来年2019年も何卒よろしくお願いいたします。
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